さて、PTA常任・特別委員会から10日後、第1回の定例会を開きました。
「定例会」とは、各委員ごとに毎月1回集まる会議のことを指します。
当日は10時にPTA室に集合です。
・・・PTA室って、どこ~~~???
幸い、他のメンバーと次々出会えましたので、すぐに部屋へ連れて行ってもらうことができました。
本日のお題は、前任者からの引継ぎと、第1回の広報誌の作成についてです。
ちなみに広報委員会では、年に2回PTA広報誌を作成します。
広報の経験など何一つない我々6人ですので、無事に仕上がるのかしら…と不安でいっぱいです。
PTA室には広報の6人のほかに、PTAの書記の人や副会長の人がいました。
その副会長さんが仰っていた話がとても興味深かったです。
―最近ではフルタイムで働く母も増え、父母のどちらもPTAに関わることはできないという家庭が多い。
-したがって毎年のように「PTA不要論」が出てくるし、実際にPTAを廃止した小学校も近隣には、ある。
-だが一度廃止しても、結果的に全ての(近隣の)小学校はPTAを復活させた。
-なぜなら、それまでPTAが補ってきた仕事が全部、教員に行ってしまったから。
-私立の小学校なら、その部分はお金を出して事務局を設置している。
-しかし公立の場合、そういった仕事が向かってしまうのは教員、校務員の人たち。
-本来の授業や、校内を一定の水準に保つという仕事が滞ってしまう事態となってしまった。
-結局のところ、公立の小学校においてPTAが不要とはなりえないし、また我々がこういった仕事を担うということは意味のあることなんだと思う。
なるほど!と感心しました。
もちろん家庭の事情はそれぞれですから、できる時に、できる範囲で協力しあいたいものだなぁと思いました。
ある程度の引継ぎが終わったところで、6月発行の広報誌の予定を立てました。
といっても、まだまだ手探りです。
知らなかったのですが、広報誌は他の小学校にも送付するのですね。
うちの小学校にも、色々な小学校・中学校の広報誌が届いていました。
見ているととても参考になりますし、結構力を入れている学校も多いなぁという印象を持ちました。
PTA広報誌のコンテストもあるようで、近くの小学校では過去に賞をとったことがあるそうです。
しかし一度賞をとってしまうと、そこから敷居が高くなってしまい、次年度からの広報委員の人のプレッシャーが半端ないという噂が…。
ということで、コンテストには出品しないし、後の人がやりやすいように、あまり凝ったものは作らないようにしようというのが、我々の一致した意見でした。
見ていると、どこの学校も年度の初めに出す広報誌は、先生方のアンケートのようです。
「好きな言葉は?」とか「お奨めの本は?」とかですね。
私たちも先生方のアンケートをしようということになり、まずはどのような質問にするか考えました。
そして前年度に、このような形で書面を出しました、という見本が残っていたので、自分で持ち込んだノートPCを活用して、ワードで文書を作成しました。
10問の質問を載せたアンケートと、5月にあるPTA総会で先生方の写真を撮りますのでよろしくお願いしますと書いたお手紙を作成しました。
そしてプリントアウトしたものを、ちょうどお昼休みだったので広報委員担当の先生に渡しに行きました。
次回、我々が集まるのは約10日後です。
それまでに文面や質問事項を校長先生と副校長先生にチェックしてもらう予定です。
ちなみに今いらっしゃる副校長先生は、個人に踏み込んだ質問を好まないという噂。
先生の出身地を(アンケートで)聞くことも、却下されるらしいです。
なので例えば本にしても、「今、好きな本」を質問するよりは、「(子供に)おすすめの本は?」という文面のほうが好まれるそうなので、質問事項もあれこれ気をつかいました。
こういう点は、校長先生、副校長先生のカラーによるところがとても大きいようです。
さて、作業が終わったのは13時ごろでした。
しかし書記の人と副会長の人は、まだまだ残る気配です。
いったいどれくらいの時間を、彼女たちはPTA室で過ごすのかな。
本業との兼ね合いもずいぶん大変なのではないかと思いながら、我々はPTA室をあとにしたのでした。