どうにもうこうにも、右腰の痛みが治らない。
さかのぼること2016年4月。
子宮内膜症のリュープリン注射の副作用におびえつつ、
自分なりに健康状態を保とうと努力していたあの頃。
右の腰がじわじわ、ずきずきと、うずくような痛みが始まりました。
ぎっくり腰や、首が回らない症状など、何か痛みがあったらお世話になっている整骨院で診たもらったところ、
腰の緊張が強いですねぇ、ということで、電気の刺激や手技による施術を、しばらく続けることになりました。
ところが何ヶ月たっても治らない。
他の症状なら、気づいたら痛みが引いていた!となっているのに、おかしいな。
ということで、整形外科へ行きました。
先生が言う事には、「仙腸骨関節炎」とのこと。
ものすごく痛かったら注射するしかありませんけど、とりあえず湿布貼っておけば?ということで、そのようにしました。
しかし、まったくもって、痛みが引かない。
子宮内膜症の影響とかはないのかしら?と考えましたが、
婦人科の先生(女性)からは、あんな小さいチョコレート嚢胞で腰に痛みがくるわけない!とクソミソに罵倒されました。
それなら他の内臓になにか問題があるのかしらと、内科に検査を受けに行くことにしました。
でも、どこも異常なし。
・・・じゃぁ大腸?
ということで大腸内視鏡検査を受けましたが、こちらも異常なし。
ということは、運動不足?
ということで、スポーツクラブで鍛え始めましたが、全体的な体の調子はどんどん良くなっているにも関わらず、
腰をひねったり伸ばしたりすると、いまだに違和感が残る。
・・・どうしてだろう…。
やっぱり、まずは仙腸関節炎に向き合うのが先かしら、と、調べてみることにしました。
仙腸関節炎とは
骨盤の仙骨と腸骨をつなぐ関節に、痛みが生じていることを指すようです。
でも調べてみても、「仙腸関節炎」じゃなくて「仙腸関節痛」とか「仙腸関節障害」とか出てきますけど。
あと、「仙腸骨関節炎」って教えてもらいましたけど、「仙腸関節炎」って出てきますが、これいかに。
細かいこと言いやがってとお思いでしょうが、
結局、あんまり分かってない分野なんですかね?と、うがった見方をしてしまうのです。
そして、たしかにブロック注射が有効なようですが、
「どうしてもっていうなら打つけど、どうする~?」的な軽いノリで、
ちょっとの痛みで来院する大げさな患者みたいにとられてるんだなぁと、
ますますもって整形外科が嫌いになってしまったあの日。
その点、整骨院は丁寧なんですよね。
軽い痛みを、馬鹿にしない。
しかも、たしかに「仙腸関節」部分も痛かったけれど、メインの痛みは右腰なんだけどなぁ。
仙腸関節が痛いと、右の腸骨のてっぺんも痛くなるのかしら。
などなど、いろんな疑問を払拭してくれる、どこかの誰かはいないものかと探す日々が始まったのでした。
骨盤が傾いていて、左右の足の長さが違うと言われた。
「仙腸関節炎」とか「骨盤 ゆがみ」などで検索し、いろいろ検討した結果、
近場の整体へ行ってみることにしました。
初回は、カウンセリングも含め90分。
そこで言われたことは、右の骨盤が上に(左の骨盤が下に)傾いていること。
そしてこれは、日々の生活習慣でなったというよりは、生まれつきの体質と思われる、とのことでした。
左の足のほうが短いんですって。
で、なぜか右肩が下に(左肩が上に)なってるそうで(イメージとしてはビートたけし?)、
歩き方とかいろいろ、普通の人と違ったまま生きてきたようです。
施術も、右腰の深~い場所で(まさに痛い場所で)ボキッと鳴って、すっきりしました。
日々の対策として、左の靴にインソールを入れるといいですよと言われ、
そのようにしたところ、靴底のすり減りがほとんどなくなり、すごくうれしかったです。
骨盤は本当にゆがむのか?
ネットを検索していると、「骨盤がゆがむわけがない」という意見が見受けられますよね。
国家資格をもった医者が「なんでもない」と言っているのに、
なぜ骨盤が傾くとか、あっさり信じちゃうのか。
整体とかそういう民間療法のセールストークなんだから、騙されてはいけないと。
たしかに「ぐにゃっ」と曲がることはないでしょうけど、
この場合の「ゆがみ」とは、左右とか前後に「傾く」ことを指してるんですよね。
で、正規のお医者さんでは「ブロック注射する~?」と適当に流されたことにも、
ちゃんと向き合って対策を考えてくれて、しかも日常生活に支障がないようにしてくれる。
いい加減なところも多いかもしれないけれど、私にとっては「騙されちゃいけないよ」という場所では、決してないと思います。
じゃぁ、いい加減じゃないところ、ちゃんとしてるところって、どうやって見分けるの?
という部分については、色々思うことがあるので、また今度書きたいと思います。