学歴と資格と経験で判断する。

さて、私の腰痛を一時的にでもすっきり治してくれた整体院ですが、

それでもやはり、体は元に戻ってしまうわけです。

なので、定期的に通うのが宜しかろうと、2回目の整体に行ってみましたよ。

 

・・・しかし、私はその2回通っただけで、行くのを止めてしまいました。

 

あんなに絶賛してたのに、なんで?

 

いやぁ、腕は良かったんですヨ。

 

でも世間話が辛かった。

 

その整体院は個人経営で、施術者1人。

だから患者も、その時間は1人。

 

60分、しっかり治療してくれるんだけど、

60分、しっかり口も動いて、おしゃべりが止まらない。

 

世間話もサービスの一環なのは分かりますが、

狭い室内の中年男女2人。

 

その人のお子さんが、どんなに優秀か。

その人の親戚のお子さんも、どんなに優秀か。

ひいては、俺様も優秀なわけさ!

 

それはそれは、たっぷり聞かなくちゃいけなくて。

 

でも、「まぁ~。」とか「すごいですね~。」って、言うしかないじゃないですか。

 

そして調子に乗ったその整体師さんは、

この辺の中学校の、良し悪し、あんな評判、こんな評判を、

色々と教えてくださいまして。

 

「ほほー。」とか「参考になります~。」とか、言うしかないじゃないですか。

 

そして、「あなたは声が素敵ですね。」とか「字がとてもきれいで素晴らしい。」とか

しつこいくらい何度も褒めてくるんだけど。

 

「はいはい、顔とスタイルは褒める要素がないってことでそ。」

 

と、うんざりしてくるわけですよ。

 

で、腕はとても良かったので残念なのですが、

違うところを探そうと、

いろいろ調べるにいたったわけです。

 

きっかけは、よもぎ蒸し。

 

色々調べるそもそものきっかけは、よもぎ蒸しだったと今となっては思います。

大した知識がなくても、リラクゼーション系のお店は開業できるんだなぁと実感しまして。

耳障りのよい、適当なことを立て板に水のごとく流せば、

あれ?そういうことなのかもしれない…と、だんだんその気になってきたりするんですよね。

 

よもぎであたためれば妊娠する確率が上がるって宣伝してるけど、科学的根拠はどこに?

婦人科系の病気に効くと、いかにもな顔で語ってるけど、

子宮内膜症のこと、何もわかってなかったよね。

最初の問診?で、薬で生理を止めていると書いたのに、

生理も軽くなりますよ~♪だって。

機械のように暗記したマニュアルを、

感情のまったくこもってない口調で、延々垂れ流していましたが、

本当に嫌悪しか覚えなかった。

 

人によっては、よもぎ蒸しがきっかけで妊娠した例も本当にあるんでしょう。

婦人科系の病気が、軽くなった人もたくさんいることだと思います。

 

でももう、耳障りのよい言葉に流されるのは止めよう。

自分で「これでいこう!」と決めたことならいいけれど、

お店の宣伝文句に、なんとなくそうかな?と半信半疑でついていくのは、

時間がもったいないので、最初から試さないことに決めました。

 

例えば、よもぎ蒸しの良いところだけ取り入れて、

お店の人のことは気にしなければいいんじゃない?という考え方もありましょう。

 

でも、そのお店の人の懐に、私の大事なお金が流れるのかと思うと、

いくら体によくても、私のプライドが許さないのであります。

 

 

さて、整体院やらカイロプラクティックやらいろいろありますが、

どこに行けばいいんだろうと迷いますよね。

 

しかし今回の整体院をきっかけに、

 

施術者が1人のところは止めておこう!

 

そう決めました。

 

室内に2人っきりって、相手が女性でも結構辛い。

気にしない性格の人もいらっしゃるでしょうが、

私はダメなんだということが分かりました。

 

まさに玉石混淆

 

さて、世間には整体院、マッサージ、骨盤矯正専門、カイロプラクティック、整骨院と、

いろいろありますよね。

整骨院に関しては、国家資格である柔道整復師という資格を持たないといけないけれど、

その他に関しては、誰か師匠を見つけてそこで修業して、それで匠の技を覚えて独立して看板を掲げるのかしら。

しかし、あまり知識も経験もない人に、いかにもなことを言われて施術されて、悪化しても怖い。

中には、ほんとにすごい技をもつ師匠に、その技術を伝承された素晴らしい職人?の方もいるかもしれませんが、

その人に出会えるかどうかは、運以外の何物でもありませんよね。

 

そこで私は、とりあえず「資格を持っているかどうか」で判断することに決めました。

 

病気ではないのだけれど、体の痛みをどうにかしたくて…。という場合。

まずは整骨院に行きます。

整骨院の施術者は「柔道整復師」という資格を持っているからです。

 

そしてそれでも治らない痛みの場合。(病気ではないことを前提として、ですが。)

 

私は、カイロプラクティックに行くことに決めました。

 

 

カイロプラクティックの資格

 

アメリカやヨーロッパでは、カイロプラクティックの資格制度が法制化されており、

 

「国際カイロプラクティック教育評議会(CCEI)」

 

に加盟する認証機関から認可を受けた

大学

などの教育機関で

専門的に教育を受け、

試験に合格することで

カイロプラクターの資格を取得することができるそうです。

 

日本には

 

「日本カイロプラクティック登録機構(JCR)」

 

という団体があり、

 

世界保健機関(WHO)

 

が作成したガイドラインに基づくプログラムを修了し、

試験に合格したカイロプラクター

が、その名をJCRに登録することができるそうです。

 

このJCRはカイロプラクティックの資格化実現を目標にしており、

今現在は民間の登録機関として、教育・試験・資格の制度を設置しているとのことです

 

ということで、JCRに登録しているカイロプラクターがいるところや、

海外のカイロプラクティックの学位を取得した人がいるお店へ、通うことに決めました。

 

 

学歴と経歴と資格の有無を重視する

 

同じ理由で、新規でどこかのクリニックに行くときは、

まずはその医師の出身大学を見ることに決めました。

どこの大学だろうと、腕のいい人はいいし、要領の悪い人は悪い。

しかし、片っ端から良いお医者を求めて受診するわけにはいかないのです。

株と同じで、どこかで損切りする基準を持たないとダメだな、という考えにいたりました。

 

 友人の経験談

 

先日友人に、私は医者にかかるときは、その人の学歴や経歴を重視することに決めたと話したところ、

分かるわぁ、実は私も昔からそうしているの、と、ある話を教えてくれました。

 

もう30年以上前のことです。

高校の同じ文系クラスにいたクラスメートAが卒業間近、

「おれ、歯学部に決まったんだ~」と話していたそうです。

A君のお父さんは、歯医者さん。

そしてA君は、理系の勉強は、一切していない。(文系のクラスだから)

なのになんで、現役で歯学部に入れるの?

それって、勉強以外の何かしらの力が動いて、歯医者さんになれるってことよね。

それ以来、特にその私大出身の医者にはかからないようにしているそうです。

 

今はA君は歯医者さんだそうですが、大学入学後の猛勉強によって、国家試験を突破されたのでしょう。

そして、歯医者としての腕も、もしかしたら良いのかもしれません。

 

でも、腕の良しあしは、実際にそこに通ってみないと分からないですよね。

そして、あまたあるクリニックを、片っ端から試してみる時間もお金も、我々にはありません。

 

だから、私も友人も、医者は学歴で、しかもできるだけ国立大学出身の医者を選ぶようにしています。

 

しかし学歴はあくまで参考程度にして、経歴を重視します。

たくさんの患者を治してきたかどうか。

歯医者なら、見た目の美しさ重視の治療をしていないか。

歯周病等の治療を、今現在も行っているかどうか。

 

ちなみにがん治療の場合は、

 

がん診療連携拠点病院かどうか

自分がかかったがん種の専門医がいるかどうか

腫瘍内科医がいるか

 

といったポイントが、病院選びでは重要なようです。

 

その他の病気の場合は、どのような治療を行ってきたかを見ることが大事かと思います。

 

 まとめ

 

今までの人生で、私は「人を学歴で判断すべきではない」という、

確固たるポリシーを持っていました。

どこの会社で働いているか、何の仕事をしてきたかという経歴も同様で、

とにかく、誰かと付き合うにあたって、そのバックグラウンドはあまり関係ないと思っていたのです。

 

しかし、

 

「医者にかかるとき」

「どこかに通って、体の不調を治すとき」

「何かの習い事をするとき」

 

に限っては、

私はこの考えをすっぱりと変えることに決めました。

 

医者にかかわらず、世の中玉石混淆です。

学歴、資格、経験といった、

自分なりの判断基準を作ることが、重要だなと強く考えた次第であります。

投稿者: うずピータン

40代ってもっと大人だと思っていた。 いまだに色々あがいたり挑戦したりしています。 ブログ始めて3年たちまして、ただいま48歳でございます。