突き刺すようなお尻の痛み。原因は子宮内膜症だった。

先月の生理痛はとくに酷く、あまりの痛さに歩行ができなくなってしまいました。

これは何かの病気に違いないと婦人科に行ったところ、子宮内膜症でチョコレート嚢胞(のうほう)ができているという診断を受けました。

チョコレート嚢胞の大きさは4cm弱。まだ手術をする段階ではないそうです。

次回の生理から注射を打って治療をしていくことになりました。

 

ここ数年、下の子を出産してからだんだんと生理の量が多くなっており、2年ほど前からは昼でも夜用のナプキンをしなくては間に合わず、それも2時間であふれる始末。

それに対して私は「量が多くなったなぁ」という程度の認識しか持っていませんでした。

しかしそれは子宮内膜症の重大なサインだったのです。

これから私がお世話になるクリニックで教わったことは、とても大事なことでありながら初めて知ることが数多くありましたので、みなさんと共有したいと思い、まとめてみることにしました。

 

【昼でも夜用のナプキンを使う】

自分と人との月経量を比較することが無いので、どこからが過多月経と呼ばれるのか分からないですよね。

月経期間は3日から7日間、量は全部あわせて20ml~140mlが通常値のようです。

1日の量で言うと、多い日で1日30g = 大さじ約2杯分の量が正常なのだそうです。

ネット上には夜用のナプキンがどれくらいの水分を吸うのかという実験を行った結果が載っています。

それによると1枚で30cc(大さじ2杯程度)~90ccとのことでした。

ですから、私のように昼間でも夜用のナプキンを使用しなければ間に合わない、2時間でいっぱいになってあふれてしまう、血の塊があるという状態は明らかに異常であると言えます。

そして血液検査で貧血と指摘されたことのある人は、子宮内膜症を疑ってみることが大切だと思います。

 

【貧血と脳貧血は違う】

ところで「あなたは貧血ですか?」と聞かれると、つい「若いころから貧血ぎみと言われていまして…」と私は答えてしまいがちだったのですが、実はそれは脳貧血を伝えていたということが分かりました。

貧血とはめまいやふらつきのことではなく、ヘモグロビンの数値が低いことを指します。

立ちくらみなどの症状がなくても、貧血であることはよくあります。

(逆もまたしかりで、立ちくらみの症状があっても貧血ではない人もいます。)

そして例えば鉄欠乏性貧血と言われ鉄剤を内服している人は、月経量が多いから鉄が欠乏しているのかもしれません。

子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症と言った病気が考えられますので、婦人科での診察を早めに受けましょう。

 

【排便痛がある】

先月、初めての歩行困難で病気を疑ったわけですが、実は数年前から生理の期間中に排便痛がありました。

排便痛が子宮内膜症とリンクしていることを知らなかったので、てっきり腸にポリープか何かがあるのだと思っていました。

早いうちに肛門科へ検査に行こうとは思っていたのですが、この症状は生理の期間中だけであったことから、あまり切羽詰まった感じにはなれませんでした。

排便痛は、いきむとまるでお腹の中を錐(キリ)で突き刺されたような痛みが走ります。

便は出さなくてはいけない、しかし出すにはこの痛みを味わわなくてはならない。

いつもお手洗いの壁に爪を立てながら用を足していました。

子宮後壁に子宮内膜症が発生すると、子宮と直腸が癒着し子宮後屈という状態になるのですが、ここから排便痛が引き起こされていたようです。

 

そのほか、産後はひどい腰痛もちになってしまっていたのですが、これも子宮内膜症の症状だったようです。

そして先生から「子宮・内膜症」だと思っている人が多いけれど、「子宮内膜・症」だよ、ということも教わりました。

子宮内膜とは、子宮の内側を覆っている膜のことを指し、その名のとおり本来は子宮の中にしか存在しません。

ところがこの子宮内膜が、子宮筋層、卵巣、腹腔内など、子宮以外の場所で増殖してしまう病気のことを「子宮内膜症」と言うのです。

私の場合、この子宮内膜が卵巣で発生し、チョコレート様の液がたまって腫大してしまうチョコレート嚢胞ができていたということです。

 

これから行う治療には副作用もあると聞きます。

乗り越えられるか不安もありますが、先生と相談しながら、手術も視野に入れながらクリニックに通いたいと思います。

投稿者: うずピータン

40代ってもっと大人だと思っていた。 いまだに色々あがいたり挑戦したりしています。 ブログ始めて3年たちまして、ただいま48歳でございます。