数年前から、老眼が始まりました。
私はド近眼で、中学生のころからコンタクトレンズの生活だったので、
近くのものは、大人になってもずっと見えてるんじゃない?
老眼には、ならないんじゃないかな?
と高をくくっていました。
ところがどっこい、コンタクトレンズを装着したときだけ、
近くのものが見えなくなってしまいました。
(裸眼だと大丈夫なんです。)
昔、テレビドラマや日本映画でよく見た光景、
刑事がたばこ屋のおばあちゃんに、「この人、見たことないかい?」って写真を差し出すと、
おばあちゃんはかけていた眼鏡をおでこにずらして、「いやぁ、知らないねぇ。」なんて答える、
その「いやぁ、知らないねぇ。」的なしぐさを、私もする日が来るとは!
(コンタクトレンズなんで、外せないけど)
あれは、私がコンタクトで老眼になるのと同様、
たばこ屋のおばあちゃんも、眼鏡をかけているときだけ老眼だったんですなぁ。
ちなみに老眼が始まった当初は、この見え方が老眼だと気づかず、
コンタクトレンズをより強い度のタイプに買い替えたところ、
見え方がまったく合っておらず、気持ち悪くて毎日吐きそうでした。
ひと月ももたず、前のタイプに戻してもらったのですが、
これをきっかけに、目のトラブルって怖いなぁと心から思うようになりました。
だって、目を開けている間は、ずっと気持ちが悪いんです。
良くなる方法はただ一つ、目を閉じているしかないんです。
でもそれじゃ、生活できませんよね。
レーシック手術で、不具合が生じたという人のニュースを何年か前にみましたが、
辛いだろうなぁと心から思っています。
老眼予防に眼トレ
よくテレビや雑誌、書籍で「老眼を良くするために眼トレをしよう」という内容のものをみます。
私もテレビを録画して、ほうほうなるほど、とグルグル目を回してみたりしました。
私の場合、すぐに酔ってしまうので、まったく長続きはしなかったのですが、
違うテレビ番組で、ある眼科医の方がお話ししていた内容にびっくりしてしまいました。
それは、最近の眼トレブームの陰で、
目をむやみに動かしすぎて、網膜剥離を起こしている患者さんが続出しているとのことでした。
網膜剥離…。って、、なに?
目の病気で、何やら痛そうな大変な病気であろうことは分かるのですが、
具体的にどのような内容なのか、調べてみました。
網膜剥離とは
網膜に孔があき、網膜の下に水がたまる病気のことです。
この孔(裂け目)をそのまま放置しておくと、
網膜とその下の層との間にどんどん水分が入り込み、
最終的には網膜が剥がれてしまうのだそうです。
原因としては、
加齢
糖尿病などの病気
事故などによる頭部や眼球への物理的ショック
などがあげられます。
激しく目を動かしたり、
マッサージのつもりで、
肩こりや腰痛の治療などに使う、
振動マッサージ器や低周波治療器を、
目に連続使用したりすると、
網膜剥離を誘導しやすくなるんだそうです。
私たちは、美容のため、老眼を少しでも良くするため、
様々なトレーニングを顔に施してしまいますが、
やりすぎは禁物で、皮膚と同様、やさしく丁寧に扱わなければいけないんだなぁと思いました。