6か月目。最後の月。
講義を受けるには動画を視聴するわけですが、その動画が見られる期限も6か月の末にやってきます。
それまでに全部見ておかないといけないのですが、この調子だとFlashまで終わりそうにありません。
私はいい加減に済ませてしまったphotoshopをいちからやり直したかったこともあり、学校を卒業した後も改めてまた勉強できるように、動画を録画できるソフトを購入することにしました。
このソフトは動画を画面に流しておかないといけないので、合間を見ては録画の作業を続けました。
Flashとphotoshopの講義を録画することと平行して、卒業制作にもいそしんでいました。
卒業制作は、初めにphotoshopでWebページのデザインをし、先生にOKをもらったらコーディングして完成です。
素材を集め終わり、デザインの方向性も決まってはいたものの、面倒くさいなぁ、腰が重いなぁとなかなか手をつけられません。
連日ただただ、講義を録画するだけで過ぎていってしまいました。
先生にも「そろそろデザインを提出してくれないと、スケジュールに間に合いませんよ。」と言われてしまい、そこでやっとスイッチが入ったのでした。
私はなんでも夏休みの宿題と同じにしてしまう悪いクセがあります。
子どもの学校へ提出する書類も、学童へ提出するスケジュールも、確定申告の書類も、すべてにおいて、考えるのが面倒くさいなぁ、あとにしちゃおうと、提出日ギリギリに出してしまいます。
考えなくてよい書類は、提出が早いです。
「すぐやる、すぐ済む」という言葉をある料理研究家の人が使っていて、よく思い出すようにしています。
しかし、少し込み入ったものになると、頭が混乱してどうしてよいのか分からなくなってしまうのです。
提出日まで悶々とした日々を過ごすことになるわけですが、子どものころの8/31と同じで前日になるといきなり着火、ものすごい集中力で一気に仕上げていきます。
最初からそうやればいいのに…。
自分のことながら、毎度あきれるばかりです。
デザインも同じく一気に仕上げ、先生にも無事OKをいただき、次はコーディングです。
コーディングでなかなかうまくいかないところは、学校に行ってトレーナーの人にアドバイスを受けながら仕上げていきました。
Facebookを反映させる、とか、Googleカレンダーを反映させるとか、それからトランプをひっくり返すような動きをつけるjQueryを探して利用したりしました。
そして卒業制作発表も無事に終わり、私にはあと、3つやらなくてはならないことが残りました。
1つはバナー広告作成のための勉強。
本当は入学3か月目くらいのときにやっておかなければならなかったのですが、いつものように後回しにしていたのです。
2つ目は今後仕事を受注するために、制作会社の試験に受かること。
私は勉強しているうちに、デザインよりもコーディングのほうを仕事にしたいなぁと思ったのですが、年齢も年齢なので外で未経験として働くのは無理があると思ったのと、この制作会社ではバナー広告だけではなくLP(ランディングページ)の仕事もあるとのことだったので、実力をつけたらそちらの仕事も受注できるようになるのではないかなぁと考えたのです。
3つ目は、Webクリエイター能力認定試験エキスパートに合格すること。
本当はこの試験は6か月の末までに合格していなければならなかったけど、これまた後回しにしてしまいました。
学校の在籍期間は6か月なのですが、制作会社の試験は卒業後1か月まで猶予期間があります。
なのでまずは、バナー広告の勉強をし、制作会社の試験を受け、それが終わったらWebクリエイター能力認定試験を受けるという計画を立てました。
今後はどうしても在宅で仕事がしたい、じゃないと学校に入った意味がない…そう考えた私は、なんとしてでも制作会社の試験に受かるぞ!と決意を新たにしたのでした。