Emiさんの『おかたづけ育、はじめました。』という本を読みました。
(大和書房 2015/2/22出版)
わが家は、とても散らかっています。
掃除機は毎日かけていますし、床も見えています。
食卓の上もリモコン1個とウエットティッシュ以外は、載せないようにしています。
なのに、とってもゴチャゴチャしてるんです。
色の統一なんてあったもんじゃない。
床の上にモノを置かないようにしているけれど、テレビの周りに子どものおもちゃが置いてあったり。
昔、幼稚園で作ったものを、ワーッと飾って(置いて?)あったり。
子どものお片付け教育なんて、どの口が言えるんでしょう…。という状態です。
Emiさんの本によると、子どもは自分でやりたい気持ちがある。
だから、仕組みさえあれば、子どもたちは自分でできることが増え、自信をつけてあげることができるそう。
最初から完璧な仕組みでなくとも、子どもと一緒に作っていけばよいそうです。
具体的な言葉をかける
「片づけなさーーーーーーいっ!!」
これは、どの口が?と自分でも思うのですが、私がよく子どもにかける(怒鳴る)言葉。
しかしEmiさんによると、新人の社会人がいきなり「仕事して!」と言われるのと同じで、
具体的に何をどうしたらよいのか、指示がないと動けないと。
たしかに、子どもは新入社員と一緒かもしれません。
いきなり「片づけて!」ではなく、「この鉛筆を、元の引き出しに戻してね。」等、
具体的な言葉をかけるのがよいそうです。
オウム返しが安心する
お片付けとはちょっと違いますが、不安なとき、相談したいとき、
子どもが安心するのは、ただオウム返しで返事をしてあげることだそうです。
あれこれいらぬアドバイスよりも、
「もっとしっかりしろ!」と発破をかけるよりも、
ただオウム返しで対応することで、子どもも落ち着くのかもしれません。
自分でできた!と思わせる
私はついつい、先回りしてあれこれ世話を焼いてしまうのですが、
「自分で考えてできた!」という大事な経験を奪ってしまっていやしないかと、ちょっと反省しました。
「宿題やったのー??」
も同様で、放っておいて、宿題忘れるくらいの経験も、いっそのことしたほうがいいのかもしれません。
その後の「忘れないようにするには、どうしたらいいか?」を考えるきっかけを、
これまた私は奪っているのかもしれません。
その他、この本でなるほど!と思ったことをまとめます。
1.私もそうなのですが、Emiさんも、子どもと一緒に寝落ちしてしまい、朝まで起きられないことがほどんどだそうです。
なので、一緒に寝てしまっても回るような家事の仕組みを考えることを心がけているそうです。
たしかに!
できない自分を責めてばかりいましたが、できないなかで回す仕組みを、自分なりに考えるのは大事なことだと思いました。
2.朝は家族それぞれ、好きな物を食べることにしているそうです。
バタバタしている朝ですが、朝はそれぞれ好きなものを食べる、というのがいつからか決まったわが家のルール。
ある日の息子は、卵かけごはん、娘はパンにハムにチーズ、昼の給食、夜はしっかり決まったものを食べるのだから、朝は好きな物を食べて元気だしていこう!
(p.17)
たしかに、元気が出そうです!
なぜなら、私も、朝は自分の大好物を食べたいから。
こんがり焼いたトーストにバターをのせたものと、
淹れたてのホットコーヒー。
切迫早産で1か月入院していたときは、
「退院したら何が食べたいですか?」という看護師さんの質問に、
「焼き立てのバタートーストです!」
と答えて、ちょっと呆れられたことが…。(←もっとご馳走を言われると思っていたらしい)
それくらいバタートーストとホットコーヒーが好きなので、
夜は翌朝の朝食が楽しみなんです。
そしてトーストとコーヒーをいただいた後は、あれこれ薬をのみまして、
よーし!今日もやるぞ!
という気持ちになるのです。
だから、朝、好きなものを食べるというのは大賛成なのでした。
3.部屋の写真を撮ると、客観的に見られる
子どもに「片づけなさい」と口すっぱく何度も言うよりも、
1枚の、現実を映した写真を見せるほうが効果があるそうです。
私は口が悪いので、「そのゴミためみたいな机を、なんとかしろーーーっ!!!」って怒鳴っちゃうのですが、
今度は冷静に、写真をとって見せてあげようと思いました。
できればAfterの、きれいになった写真もとって、子どもと共有するとよいそうですよ。
スッキリした空間を経験してこそ、お片付けの大切さが分かるそう。
私も、子どもと一緒に勉強させていただいている最中なのでした。