もしかして「気象病」?天候に左右されない体になりたい。

5月になると、さわやかな晴れの日が多くて、気持ちがいいですよね。

でも今年は、なんだかものすごく寒かったり、雨風が強かったりする日も多く、

そんな日は、いつもと違って悲しい気分になりませんか?

なんにもやる気が出なくて、

もう何もしたくないよ~!って思ったりして。

 

・天気が悪いと、すごく悲しい気分になる。

・曇りや雨だと、やる気が出ない。もう何もかもしたくない。

・雨や嵐の前は、目の前がチカチカしたり、頭痛がしたりする。

・雨が降ると、古傷が痛む。

・曇り空だと、どんよりとして、頭も体も重い。

 

私の場合、雨は大丈夫なんですけど、曇りだとほんとに何もしたくなくなるんですよね。

どんより暗い気持ちになって、

しばらく横になっていないとダメで、

布団をたたむことすら、めちゃくちゃ高いハードルとなります。

でも人から、

「天気と体の具合は、まったく関係ないですよ!」って断言されたことがあって、

そうなのか、気のせいなのか…。

やっぱり私は根が怠け者だからなぁ、なんて思っていました。

 

でもこれ、「気象病」といって、“気のせい“だけではないことが、

わかってきているんです。

 

 

 

どうして天気が悪いと、体の調子が悪くなるのか

 

気圧が下がることで、体内にもなんらかの影響が出ることが分かっているそうです。

気圧の変化により、人間はストレスを感じ自律神経が活性化されます。

“自律神経”とは、交感神経と副交感神経の相互作用のことですが、

この二つの調整がうまくいかないと、

いろいろな体調不良につながっていくのです。

 

また、気圧が下がることによって脳内の血管が拡張され、

それが近くの神経を圧迫して偏頭痛を起こすこともあるようです。

 

もうひとつ、人は太陽の光を浴びることによって、セロトニンが分泌されます。

セロトニンは幸福を感じるホルモンであり、日照時間が少なくなることによって、

気分もふさぎがちになるのかもしれません。

 

気象病になりやすい人の特徴とは?

 

2018年5月5日日本テレビ『世界一受けたい授業』に、

天気痛ドクター 佐藤純先生が出演され、

気象病と、その予防策について紹介されていました。

 

佐藤先生は、愛知医科大学病院 痛みセンター内で、

天気痛外来を受け持っていらっしゃるそうです。

気象病は、1000万人の患者数があるといわれており、

今では「気象病になりやすい人」の特徴がわかってきたとのこと。

 

それは、乗り物酔いしやすい人

 

乗り物酔いしやすい人は、

耳の中にある、気圧の変化を感じ取る内耳という部分がとても敏感。

 

そのため、梅雨の時期など不安定な気圧の変化に内耳が反応し、

気象病が起こってしまうと考えられるとのことです。

 

 

気象病の予防や改善のために、3つの提案。

 

1.くるくる、耳のマッサージ

 

佐藤先生が番組で、提唱されていたマッサージです。

 

まず、優しく、両耳の上を持って、5秒間、上に引っ張りましょう。

次は、耳の横を持って、横に。

耳たぶを持って、下に。

それぞれ5秒ずつ、優しく、行います。

 

そして、耳の横を軽く引っ張りながら、後ろ方向にゆっくり5回、回します。

最後に、耳を包むように折りたたんで5秒キープ。

 

このセットを1日3回、朝昼晩に行うと効果的です。

くるくる耳マッサージをすることで、

内耳の血行がよくなり、内耳の自律神経が整うとのことです。

 

2.温泉につかる

 

自律神経が乱れることが、気象病につながるのなら、

ゆっくり温泉につかることが、改善と予防策になるのではないでしょうか。

とはいえ、なかなか銭湯に通えないときもあるので、

私はスポーツクラブに行ったときに、広いお風呂につかるようにしています。

 

3.三半規管を鍛える

 

「乗り物酔いをしやすい」。

これは、三半規管が弱いということですよね。

ならば、三半規管を鍛えることも、気象病の予防や改善につながるのではないかと考えます。

三半規管は、平衡感覚を鍛えることで機能が高まるそうです。

ちなみに、子どもの遊びにはそういった、平衡感覚を鍛えるものが多く、

ブランコや、滑り台、トランポリンなどは、揺れやスピードを体験できて、

平衡感覚が養われるそうです。

 

その他、前転や後転ができるマット運動、

後ろ向きに歩く、

目をつぶって歩く、

といったことで、平衡感覚が鍛えられるそうですよ。

 

また、リズミカルな運動をすることによって、セロトニンが増えることがわかっています。

ぜひ、平衡感覚を鍛えるついでに、何か一つでも、簡単な運動を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

 

悪天候で気分がすぐれなくなるのは、「気象病」。

乗り物酔いしやすい人が気象病になりやすいので、

三半規管を鍛えたり、自律神経を整えたりすると、

改善されるかもしれません。

私は乗り物酔いもすごいので、

まずは、”くるくる耳マッサージ”、試してみようと思います。

投稿者: うずピータン

40代ってもっと大人だと思っていた。 いまだに色々あがいたり挑戦したりしています。 ブログ始めて3年たちまして、ただいま48歳でございます。