とある金曜日の午後、私は応募していた士業事務所へ面接に行きました。
この面接で、なんと3次選考となります。
・・・パートなのに3次って…
いや、パート採用だって大事なことではありますが、ちょっと大げさすぎやしませんか。
なにかと「応募者多数のため」という枕詞をつけるこの事務所、ほんとにぃ~?と疑って止まない私でございます。
ちなみに1次と2次は、Web上での質疑応答形式の試験でした。
「働くにあたって、何を重視するか、下から選んでください。」などといった質問でした。
ちなみに、その「重視する項目」の中に「和気あいあい」も候補にあって、笑ってしまいました。
どんだけ「和気あいあい」押しなのさ。
「和気あいあい」ってのは、上から押し付けるものではないし、ましてや職に就くにあたって重視する項目でもないでしょう。
働いてみたら和気あいあいな職場でした、というのは、ラッキーだったということ。
それは追い求めるものじゃない。
職場の人間関係なんて流動的なんだから、いま和気あいあいでも、来年もそうだとは限らないよ。
「もう、和気あいあいじゃないから、辞~めた♪」ってなるんかい。
それに上から和気あいあいを押し付けていたら、それはもはや働きやすい職場ではないと思われ。
「なんか、新興宗教っぽくて怖いなぁ…」
そう思いましたが、働く条件としてはとても融通が利きそうな職場だったので、面接していただくことにしました。
さて、この事務所のホームページを見ると、代表の方の詳しいプロフィールが載っています。
若くして事務所を立ち上げ、軌道にのせるまで大変な努力をなさったようです。
素晴らしい!
しっかり働きながら、職員との息抜きの時間も大切にされているようです。
そして同じ道を志す、勉強中の若者に向けても積極的に情報を共有されているようで、
ぜひ一度、事務所を見にきてください!どんな雰囲気か(=どんな素晴らしい雰囲気か、ということだと思います)分かると思います!と書いてありました。
宗教っぽいなんて思って、ごめんなさい。
真摯に活動されているんですね!
そう考え直し、面接がんばろう!と気合いを入れて臨みました。
13過ぎ。
代表の人ではなく、職員の方が対応してくださいました。
席につくなり、30分ペーパーテストでした。
その後、職員の方との質疑応答30分、
次に代表の方が外から帰って来られて、20分面接していただきました。
全体の印象は一言、「暗い!」。
近年、稀に見る暗さでした。
馬鹿みたいに明るいのもいただけませんが、それはそれは鬱々とした事務所でした…。
「ぜひ一度、見にきてください」とか、よく言えたな!!!
めちゃめちゃ生気のない、声の小さな代表の方でした。
唯一、目に光が宿ったのは、私の在宅仕事の報酬額を聞いたときでした。
(「バナー1個作って、その金額?楽勝じゃないっスか!」と言われました。)
たぶん社会人経験が少ないんだろうなぁ、というコメントがしばしば見受けられる人でした。
ちなみに最初の職員の方は、おそらくとても仕事ができるであろう人でした。
「どうしてこんなにできる人なのに、あの人の下で働いてるの?」
っていうのは、よくある現象ですよね~。不思議。
きっとウマが合うんでしょうね。
そしてもう1つ驚いたのが、育児や介護に柔軟に対応します的なことを書いていたにも関わらず、シフト変更はダメ、ということ。
子どもの行事等で、曜日や時間の変更はできますか?と質問したら、
代表の人に「え~~???それは~…困るなぁ~…」とか言われてビックリしました。
週2日、1日4時間から、と書いてあるから応募したのに、
とても4時間では終わりそうもない仕事内容で、
思いっきり残業ありきで話をすすめられました。
うーん……..
なんか求人案内と、違くない?
帰宅後、受かったかどうかも分からない状況でしたが、「たくさんの応募があるとのことでしたので、私は辞退させていただきます。残業できないので、スミマセン」的なお断りメールを、こちらから出したのでした。