30代も半ばになったころからでしょうか。
ある日、ふと気づくと、頬のあたりに薄っすらとした茶色の点々が、
雨後の筍のように出没していました。
あぁ、とうとうやってきた…。
私は高校生のとき水泳部で、
夏休みはゴーグルの痕でパンダみたいな顔して過ごしていましたし、
小学生のころは毎年、両親の実家に遊びに行き、
その近くにあった50mの市民プールに通うのが楽しみでありました。
とにかく、日焼け、日焼け。
日焼け三昧の夏を過ごしてきたわけです。
世間では私が高校生になったころから、
だんだんと日焼けが肌に悪いことが一般市民にも知らしめるようになってきて、
「将来シミにならないように、美白に力を入れよう」
という風潮にだんだんと変わってきたように思います。
シミを取りたいなぁ…と切実に思い始めたのは、一年ほど前のことでしょうか。
色々調べて、夏は止めておいたほうがいいらしいというのはつかみましたが、
〇〇が終わったら始めよう、
□□が達成できたらこれをしよう、
と、そんな「やりたいこと」のオンパレードだった私にとって、
「シミ取り」という行為は優先順位の一番下だったのでありました。
それがある日、
「この前テレビで『美容芸人』っていうの、やっててさぁ。
千鳥のノブさんがシミを取ってたんだよね。
うずピータンちゃんも、取ったほうがいいんじゃない？」
と、夫にポロリと言われまして。
あらま、自分でも相当シミがすごいと思っていたけれど、
あなたもそう思っておったのですね。
そしてちょうどそのころ、化粧の最後にピンクのチークを塗って外出したところ、
子どもに「ママ、殴られた痕みたいになってる…。」と注意されまして。
どうもシミの上にピンクをのせると、黒くなるみたいなんですね。
これはまずいと、諸般の事情により引き延ばしていたシミ取りに行くことにしました。
シミには種類がある
どうもシミには2種類、あるみたいですね？
【老人性色素沈着】
紫外線によって皮膚が損傷されてできるシミ。
私は右目の横と、左の頬に、大きなものがひとつずつできました。
あとはまばらに、顔全体にパラパラとできていたようですが、
素人目には、肝斑との区別がつかず、でした。
【肝斑】
原因はまだ解明されていないそうですが、
女性ホルモンのバランスが影響し、
30～40代のアジア女性に多くみられるものを指します。
両頬に左右対称にあらわれ、「炎症性の色素沈着」を起こしている状態だそう。
たしかに私、一時期目の下（頬骨の上）がすごくかゆかったんですよね。
肌に炎症が起きていたんですね…。ボリボリ掻いちゃってました。
さて、近場には、シミも風邪もアトピーもぎっくり腰も、
先生1人で全部診てくれるクリニックがありまして、
そちらで施術してもらうことにしました。
私の場合、老人性色素沈着（大小）と肝斑、両方がミックスされているシミなので、
順番にとっていきましょうということになりました。
その１）ライムライトという光治療機器で、顔全体の老人性のシミやくすみを薄くする
私は、2週間ごとに3回行いました。
その２）大きくて目立つシミ（老人性色素沈着）を、レーザーで取る
施術の1時間前から、麻酔テープを患部に貼ります。
問診含め、レーザーは10分ほどで終了。
私は、2か所取りました。
施術から半日くらい、ヒリヒリしてとても痛かった…。
施術後、1週間から10日ほどで、かさぶたがとれます。
それまでは消毒し薬を塗って、絆創膏を貼って過ごします。
かさぶたが取れた後、色素沈着が見られる人がいます。（全員ではない）
人によって時間の差はあるけれど、必ず色素沈着は無くなるそうです。
大事なことは、3ヶ月～6か月くらい、
とにかく日焼け止めの意味も込めて、絆創膏（というか、薄い茶色のテープ）を貼っておくこと。
紫外線100％カットなんですって。
ちなみにレーザーは、絶対に肝斑にあててはならない（増悪する）ので、
腕のいいお医者さんにかかったほうが良いです。
今現在は、ここまでの治療を受けました。
今後は”その３”として、肝斑の治療に入っていく予定です。
なぜ、光治療機器の施術を受けているのに、逆にシミが目立ってきたように感じるのか
先生が仰っていましたが、老人性のシミを取っても、
その光治療機器では肝斑は取れないため、
かえってシミが目立ってきているように感じてしまう患者さんが多いそうです。
老人性のシミと肝斑では、治療方法が異なることを肝に銘じておきましょう！
肝斑の治療をしたら、またその顛末を書いてみたいと思います。
